安倍内閣 総理大臣 年頭 記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2017/0104kaiken.html
【冒頭発言】
- 皆さん、 明けまして おめでとう ございます。
- 昨年は、 熊本地震、
- 台風10号による 大雨、
- 年末には 糸魚川での 大火災など、
- 災害が 相次ぎました。
- 厳しい 避難生活の 中で
- 新年を 迎えられた 方々も 多かったと 思います。
- 被災された 皆様に
- 心より お見舞いを 申し上げます。
- 本年は、 どうか 平穏で、
- 豊かな 一年を 過ごせるように、
- との 思いで、
- 先ほど 伊勢神宮を 参拝して まいり ました。
- 遠く離れた アフリカの 地では、
- 国連PKO、 海賊対処、
- 正月返上で 国際平和のために
- 汗を流している 自衛隊の 諸君が います。
- その強い 使命感と 責任感に、
- 新年の 始まりに 当たって、
- 改めて 敬意を 表したいと 思います。
- 本年は 酉(とり)年で あります。
- 12年前、 あの劇的な 郵政解散が ありました。
- その 更に 12年前は、
- 私が 初当選した年で ありますが、
- 自民党が 戦後 初めて 野党になり、
- 55年体制が 崩壊した 歴史的な年で ありました。
- 佐藤総理が 沖縄返還で アメリカと 合意し、
- 解散総選挙に 打って出た 昭和44年も 酉年でありました。
-
- 酉年は、 しばしば 政治の 大きな 転換点と なってきました。
- そして 本年は、
- 世界でも 様々な 国の リーダーが 交代します。
- 変化の 一年と なることが 予想されます。
- そうした 先の 見えない 時代にあって、
- 大切な ことは、
- ぶれない こと。
- これまでの 軸を しっかりと 貫いていくことで あります。
- 本年も 経済最優先、
- 鳥が 大空を かけるように
- 颯爽と デフレ 脱却に 向けて 金融政策、
- 財政政策、
- そして 成長戦略の 三本の矢を うち続けて まいります。
- そして、
- これまで 延べ 100を 超える 国や地域に 足を 運んで きましたが、
- 空から 大地を 見下ろす 鳥の目のように 世界地図 全体を 俯瞰し ながら、
- 積極的な 外交を 展開して まいります。
- あの昭和20年も 酉年で ありました。
- 我が国の 戦後が 始まった年です。
- 戦争で 全てを 失い、
- 見渡す限りの 焼け野原が 広がって いました。
- しかし、 先人たちは 決して 諦めません でした。
- 廃墟と 窮乏の 中から 敢然と 立ち上がり、
- 戦後、 新しい 憲法の下、
- 平和で 豊かな 国を、
- 今を 生きる 私たちのため、
- 創り上げて くれました。
- 本年は、
- その日本国憲法の 施行から 70年という 節目の年に 当たります。
- この70年間で 経済も 社会も 大きく 変化しました。
- 少子高齢化が 急速に 進んで います。
- バブル崩壊に 端を発した デフレは、
- 20年近く 日本経済に 重く のしかかり、
- 持続的成長への 自信は 揺らぎました。
- 世界では、
- 戦後の 国際秩序であった 冷戦が 終わりを 告げ、
- 日本を 取り巻く 安全保障環境は 厳しさを 増しています。
- こうした 困難な 課題から、
- もはや目を 背けることは できません。
- 戦後を 創り上げた 70年前の 先人たちに 倣って、
- 今を生きる 私たちも また、
- こうした 課題に 真正面から 立ち向かわ なければ なりません。
- 未来への 責任を 果たさ なければ なりません。
- 戦後の その先の時代を 切り拓く、
- 次なる70年を 見据え ながら、
- 未来に 向かって、
- 今こそ 新しい国 づくりを 進めるときです。
- 女性も 男性も、
- お年寄りも 若者も、
- 障害や 難病のある方も、
- 一度失敗を 経験した人も、
- 誰もが その能力を 発揮できる
- 一億総活躍社会を 創り上げる。
- デフレから 脱却し、
- 日本経済の 新たな 成長軌道を 確固たる ものとする。
- 積極的平和主義の 旗を 高く掲げ、
- 日本を 世界の 真ん中で 輝かせる。
- そして、
- 子供たちこそ 我が国の 未来そのもの、
- 子供たちの 誰もが 家庭の事情に かかわらず 未来に 希望を 持ち、
- それぞれの 夢に向かって 頑張ることが できる、
- そういう日本を 創り上げていく 決意であります。
- キョクアジサシ という 鳥が います。
- この鳥は
- 冬になると 南極に 渡って 餌をとり、
- 夏には 繁殖のために 北極へと 再び渡ります。
- 中には、
- 一生のうちに 200万キロ以上、
- 地球と月を 3往復できるぐらい 途方もない 距離を 渡る鳥も いると いいます。
- 全ては 子や孫の代へと 未来を 切り拓くため、
- 渡り鳥たちは 自らの翼で 飛び立ち、
- 自らの力で 海を 渡り切ります。
- 誰に 助けて もらえる わけでも ありません。
- 私たちの 未来も また 人から 与えられる ものではありません。
- 私たち 日本人が 自らの 手で 自らの未来を 切り拓いていく、
- その気概が 今こそ 求められて います。
- 私たちの 子や孫、
- その先の 未来を 見据え ながら、
- 本年、 安倍内閣は 国民の 皆様とともに
- 新しい 国づくりを 本格的に 始動して まいります。
- 今月20日から 始まる 通常国会は いわば 未来を 拓く 国会で あります。
- そして、 本年を この国の 未来を 拓く 一年とする。
- そのことを この節目の年の年頭に 当たって 強く決意しております。
- 最後と なりましたが、
- 本年が 国民の 皆様に とりまして、
- 素晴らしい 一年と なりますことを 心から 祈念いたしまして、
- 年頭における 所感とさせて いただきたいと 思います。
- 私からは 以上で あります。
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